最高の景色を共有できること @Alaska



31Dec2011 Alaska, United States of America

死ぬまでに、一度は見てみたい光景。

よくある言葉だけど、私にとってそのひとつ光景がオーロラ。 

2011年最後の日となる、12月31日。
-30度を下回る気温になった。 
これまでの体験したこともないほどの寒さの中で、空を静かに眺める。
動いている衛星さえも見えるくらいの、満天の星が輝く夜空。

そんな最高の夜空に現れた、踊る緑色の光。 
言葉もでないほどの、感動的な光景だった。
 2011年は、決してすばらしいといえる1年じゃなかった。

 震災と言う言葉が、常に言葉に出てくる暗い1年。
自然の驚異と、人の無力さに心を打たれた年。 でも、この震災を経験したことで、人との絆という言葉を教えられた年だった。
 そんな1年を締めくくるこの日。
オーロラを見るという目的で集まった仲間たちと一緒に、静かに夜空を眺めた。

アラスカで初めて会ったヒトたちだけど、余計な繋がりやしがらみが無い分、とっても関係がシンプル。
ここでは、年齢も職業も関係なくて。 
オーロラのために集い、共に寝て、共に料理をして、短い余暇を最高の時間にするために楽しむ。

そんな人たちの集まりだから、会ったその日からすっかり「仲間」になれた。
そんな最高の仲間たちと一緒に、オーロラを眺めることができた一瞬。
この最高の景色を、一人ではなく、誰かと一緒に共有できたこと。 
けっしてこの日を忘れない。 そう思えた瞬間。

 11:00 p.m.

0 Comment:

Post a Comment

 

Author; annabel

My photo
生息地:Tokyo,Japan

Contact Form

Name

Email *

Message *

About Coffee klatch★


旅で感じる非日常。
そこで暮らすヒトたちにとっては当たり前の光景。
でも異国から来た私には目を奪われる光景。
そんな旅の日常をつらつらと。
2012年冬から岩登りに没頭中。

Serch this blog

Blogroll

新装 ぼくを探しに
The Missing Piece
by Shel Silverstein

何かが足りない自分を。
それでも良いんだと、認めてあげること。
足りない分も含めて自分だと、愛してあげること。

何かに迷ったとき。
何かに悩んだとき。
ふと、読み返してみたくなる本。